2008年01月26日

美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)

美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)

mixi ファンコミュニティ アイ加奈思い
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◆ライブ情報 [島思い新着情報(公演スケジュール)掲載分(1/15更新)]
2/27(水)19:00 福岡 がちまやぁ 美佐子さん どなたか写真お願いします!

[未掲載分]
1/29(火)20:00 函館 「ONE vol.2 at Nyahbinghi」 会場:Nyahbinghi(ナイアビンギ)(函館市戸倉町30-1 ℡ 0138-59-1170) 加奈さん参加 主演:Marquee Djomula(マーキージョモラ) 共演:SHIZEN、大矢内愛史、磯部昌孝、JAM at the BLUE、アップルモンキー、DEKU THE DOUGHNUTS charge:前売り2,000円、当日2,500円(1drink)

2/8 (金)19:00 東京 「『おきなわ‘彩’』CHUBBYに沖縄の色をつけよう!」 会場:CHUBBY(世田谷区大原2-27-9 ℡03-3324-6684) 加奈さん 共演:綾羽(あやぱに)、田代裕之、他 charge:1,500円(1drink)

2/11(月・祝)19:00神奈川/藤沢 加奈さん& MERRY 会場:king-king(藤沢市鵠沼石上3-3-3 ℡0466-23-2636) charge:2,000円 NEW! 

3/2 (日)19:00 函館 金森ホール(詳細未定) 加奈さん 共演:武部悟(ブルースハーブ)、木村清(パーカッション)
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昨年10月の大城美佐子さんの広島@クラブクアトロライブの続きです。
第2部の最初は、1.敷島煙草[美佐子さん+琢さん] 

加奈さんは昨日初めて原爆ドームを訪れたとのことで、広島のための特別プログラムです。
加奈さん「屋嘉は地名で、そこに昔捕虜の収容所があって、材料がない中、アメリカのクッキーの缶とパラシュートの糸を使ってカンカラ三線を作って、それでも唄を忘れずという、とても思いのある唄です。」

美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)
2.屋嘉節 作詞 金城守堅他 作曲 山内盛彬(山内節) 
(1)なちかしや沖縄 戦場になやい  世間御万人の流す涙
(2)涙ぬで我んや 恩納山登て 御万人と共に 涙流し
(3)無蔵や石川村 茅ぶちぬ長屋  我んや屋嘉村ぬ 砂地まくら
(4)心勇みゆる 四本入り煙草  淋しさや月に 流ち行ちゅさ
(5)ぬんでぃ焦がりとが 屋嘉村ぬ枯れ木  やがてぃ花咲ちゅる 節んあゆさ

美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)
加奈さん「(兵隊に)とられていくだんなさんと奥さんとの別れの会話の唄です。」
3.軍人節~熊本節 作詞・作曲 普久原朝喜
(軍人節)
夫 無蔵と縁結で 月読みば僅か 別りらねなゆみ 国ぬ為でむぬ 思切りよ 思無蔵よ
妻 里や軍人ぬ 何んで泣ちみせが 笑て戻みせる 御願げさびら 国ぬ為しちいもり
夫 軍人ぬ務み 我ね嬉さあしが 銭金ぬ故に 哀りみせる 母親やいちゃがすら
妻 例い困難に 繋がりて居てん 御心配みそな 親加那ことや 思切みそれ 思里前
(つらね)
妻 天ぬん知りみそち 月ん知りみそち 里が行く先や 照らちたぼり
夫 涙ゆい他に 云言葉やねらん さらば明日ぬ日ぬ 別りとみば
(熊本節)
夫 我んや熊本ぬ 城内ぬ務み 無蔵や母親ぬ 御側務み
妻 我んや母親ぬ 孝事方すむぬ 里や国ぬ為 尽ちたぼり
夫 三年ぬ務み 暫しちゅる間や 手本立てる事 願て呉りよ

この唄の初出時(昭和8年吹込)の経緯について、上原直彦さんの文章を転載させていただきます。
「「軍人節」を創作した普久原氏が検閲を受けたとき、担当係官は「琉球の民謡フゼイに大日本帝国軍人の尊称を節名とするとは何ごとか!」と、内容を知ろうともせず一蹴してしまった。つまり、日本国民でありながら、「ニッポン人の資格」を得られなかった沖縄人には、表現の自由、いや、歌うことの自由さえなかったのである。
 しかし、普久原氏は歌うことをやめなかった。
「軍人」という言葉がタイトルとして認められないのなら、どうせ中身は、相手には判らない。日本帝国軍人係官が好みそうな節名をつけてやろうと考え、問題の「軍人節」を「出征兵士を送る歌」と改題、連作の「熊本節」を合せて「入営出船の港」として申請したところ、「よしよし、オキナワもんもようやくニッポン人になったか、御国のために尽力するように」と激励さえ受けて許可されたのである。」[「島うたの周辺 ふるさとばんざい」P85]
蛇足ですが、沖縄から出征した人たちは3年間、熊本の第六師団に配属されたそうです。それで熊本節。

美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)
4.懐かしき故郷 作詞・作曲 普久原朝喜
(1)夢に見る沖縄 元姿やしが 音に聞く沖縄 変わてねらん 行ちぶさや 生まり島
(2)くまやあまぬ心配 あまやくまの心配 心配の果てねさみ あまんくまん 行ちぶさや ふるさとに
(3)平和なて思ぬ 元ぬぐとぅ自由に 沖縄行く船に乗してたぼり 行ちぶさや 生まり島
(4)いちが自由なやい 親兄弟ん揃て うち笑い笑い暮らすことや 行ちぶさや ふるさとに

再び上原直彦さんの解説です。
「昭和二十年(1945年)敗戦(終戦ではない)。
 戦争は終わったが、沖縄はアメリカ世になってしまった。あの不安、あの焦燥、あの厭世感・・・・。
異郷大阪の朝喜は絶望の中でも歌だけは忘れず、関西沖縄県人会の集会に合わせて「なつかしき故郷」を作りうたった。(歌詞略)
 集まった県人は、ただ涙、また涙で肩をだきあって泣いたという。このひと節は単なる望郷のうたではなく、時代を証言する反戦歌といえよう。」[前出P91]

美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)

美佐子さんと加奈さん@広島クアトロ3(07/10/20)
南無阿弥陀仏。

続く

【投稿者:管理人T】


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